2018年、冬

寒さが際立ち

お腹と背中にカイロを貼るも腹痛は収まらず

病的な面持ちで パソコンを見てる

世の中がよく分からないがあまり知りたくもないみたい

なぜか自分の生にいっぱいだし、そうでもなくぼうっと昼寝もする

いざとなったら動けばいい

そう言いながら季節が何度も過ぎていくかもしれないし、もう記憶がない

TRAVELLER

自分の行動のために

どこかに犠牲やシワ寄せがゆき

それを横目にごめんなさいと思いながら

旅をする

本当は感謝している

いつかお土産を

早くお土産を

メモリアルFriday

シンクのえび

ぼかしたチーク

器のぶつかる音

ぼうっとする頭

自転車のベル

来ない電車

うつろうつろ

生活が断片的に

写真や映画のひとこまみたいに

刻まれる

忘れたくないな

同じこと

最終電車を降りて、家まで歩く

ほっとしたような

幸福感で満たされているような

疲れているような

ぱっと夜空を眺めて

ため息ひとつ

目の前に自転車が通る

同じように夜空を眺める

おんなじだ

嬉しくなる

案外みんな思うことは似ている

共有できることも

たくさんある